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ノートPCの場合は特に内蔵スピーカが小さいため、そのままでは音質は大変悪いです。ですので数千円で売っているスピーカであれば、どんなものでも音質向上が実感できるでしょう。もちろん、コレまでに紹介したスピーカであれば、さらに音質向上が見込めます。
ノートPCの場合には内蔵サウンドを取り替えることは出来ませんので、USB接続の外付け機器を取り付けることになります。サウンドカードの項で挙げたオンキョー SE-U55SXが候補になるかと思います。
ところで、ノートPCにはあんまりコードを付けたくない、と思いませんか?ノートなら、PCで音楽を再生しつつ、寝転がってウェブしたり、ひざの上に載せて書き物をしたり、90度傾けて電子コミックを読んだりと、いろいろとノートPC本体を移動させながら使えます。(今のボクみたいに!)こんなときノートPCからスピーカまでオーディオコードが延びていたら、活動範囲が限定されるし、コードに引っかかってスピーカがずれちゃったり落っこちちゃったりしそうで、邪魔なんです。
オーディオコードを無線化できたらいいなあ、という方にピッタリの製品があります。ソニーのHWS-BTA2Wです。コレはBluetooth対応のワイヤレスオーディオ機器でして、音をBluetoothで無線にして飛ばしたり、受け取ったりするデバイスです。コードレスにしたい目的の場合には、ノートPC側がBluetoothを内蔵していて、A2DPという音声送受信プロトコルに対応している必要があります。Bluetoothが入っていれば大抵A2DPに対応しているようです。
以前に書いたブログ記事でのレビューから引用します。
さて、ボクのHWS-BTA2Wの使い方です。
ノートPC→(ワイヤレス)→HWS-BTA2W→(ステレオコード)→スピーカ
スピーカにはコードがつながるのは変わりませんが、手元のノートPCからコードが消えてくれるのはありがたい!
適当にHWS-BTA2W本体の紹介。
結構小さいです。
携帯との比較。
上部に電源ボタンがあります。
さらに受信(RX)、送信(TX)の切り替えスイッチ。
ボクはもっぱら受信として使用しています。
背面にはステレオミニジャックの入力および出力があります。
当然出力にスピーカを接続しています。
あと、電源コード。
下の面から出ます。
ACアダプタ付いています。
アダプタ部がコンセントに刺さる感じです。
電源を入れると緑色のランプが光ります。
んで、接続すると青く光ります。ちょっとまぶしすぎる。
なにやらA2DPとかっていうプロトコルで接続するみたい。
なんとうちのVAIOはA2DPっていうプロトコルに対応しているのです!
特にソフトをインストールする必要もなくあっさりと接続できました。
うーむ、Bluetoothって便利だなあ。感動。
ただしパソコンを起動するごとに、「Bluetooth設定」から「HWS-BTA2W」を選んで接続してやる必要があります。
微妙にめんどくさい。
接続してやんないと普通にノートPCのスピーカから音が出ることになります。
当然PC本体のワイヤレス機能をONにしておく必要があります。
接続してしまえば、PCから出る音の全て、メディアプレイヤーだろうが、Windowsの警告音だろうが、VAIOの音量変更したときのピッピッっていう音だろうが、ワイヤレスで聞こえてきます。
代わりにノートPCのスピーカからは音が出なくなります。
「Bluetooth設定」から切断したり、HWS-BTA2W本体の電源を切ったり、PCの再起動(サスペンドからの復帰含む)で、ワイヤレスオーディオは無効になって、ノートPCから音が出るようになります。なるほど。
んで、気になるのは音質です。
ワイヤレスで飛ばすときの圧縮で音が悪くなるんじゃないかとの危惧がありますが、実際気になりません。
いや、よくいるオーディオマニアにとっては、ワイヤレスなんだから音が悪いにきまっている!と言い張るかもしれませんが、まあ、違いは分かりません。
でも、時々、音声の速さが狂うことがあります。
レコードの回転数がちょっとずれちゃうカンジ。
こうなるとゲンナリしますな。
音質云々っていうレベルじゃあないです。
そんなときは一回切断してから接続しなおします。
大抵マウスの動きも悪くなります。
なんとなく、一緒に使っているBluetooth機器であるWireless
Mighty Mouseと混信しちゃっている感じです。
まあ、通常はまともな速度で再生してくれるので問題はないです。
あと、音が遅れて聞こえたりってこともないので安心。
それからBluetoothなので間に障害物が少々あっても平気。
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